阿部一将
第013話 │ 2024.12.20 (Fri)

Latticework BREWING

 

クラフトビール今回の1本はこれ!

ラティスワーク ブリューイング

「金屋エール」

 

 まずは、この軽快さがいいですね !

ややダークなビールの色から、しっかりした味わいを想像しましたけれど、

2口、3口と杯を進めると軽さだけではないことがわかってきます 。

ほのかな香りと苦味が、あとを引きます。さらに、しなやかな余韻が印象的です。 

 

肉汁・果汁・スパイスにも調和して、勝手にペアリングしてくれる感じがあり

食事と合わせると、後から苦味が追いかけてきてスッキリさせてくれるリセット効果に感激しました。

 

初めてビールを飲む方や大手有名メーカー以外のビールを飲んだことがないという方でも

スムーズに飲めるように、とにかくシンプルで香り、味、苦みのバランスに重きをおいて造っているそうです。

Latticeworkで唯一の定番で、代表の大島さんが「クラフトビールは特徴を出すことが目的になって、

飲み手が置いて行かれている」と感じることから何度となくレシピ変更を加え、現在のビールに仕上がっています。

今では最初の一杯からおかわり、〆の一杯までシーンを選ばず楽しんでいただけるビールとなりました。

やっぱり金屋(かなや)エールが好き!と言われることも多いとのことです。

 

金屋エール(APA アルコール分5%)

APAとはアメリカ産のホップを使って造られるペールエールのことです。

Latticework BREWINGって?

 

2018年に誕生した醸造所です。

栃木県出身の代表の大島さんがアメリカ駐在時代に出会ったクラフトビールに感銘を受け

パートナーの実家近くの富山県高岡市で起業しました。

 

伝統工芸の鋳物(いもの)産業が盛んな地域で昔からものづくりのクラフトマンシップが息づいている町です。

 つくるモノは違えど、クラフトビールは親和性があり、職人がいる

ものづくりの町で醸すビールだからこその実直なビール造りを意識しています。

   

金屋エールがをれを体現していますが、とにかくバランスを重視して、やりすぎないこと。

“気づいたらもうなくなってる”っていうくらい自然体で飲めるビールが理想です。

一口目のインパクトが強くても、2口目以降が進まず飲み疲れするものは造らないです。

 

歴史を感じさせる石畳と千本格子の町屋

 

タップハウス「Latticework BREWING Tap House」は

町家造りの古民家で、町並みに溶け込むようにしてあります。

飲み飽きないビールは地元でも人気です。

 

まさに老若男女問わずご来店いただいています。

オープンして6年ほど経ちますが、Latticeのビールを飲んでビールが飲めるようになったとか、

嫌いだったけど好きになったとおっしゃってくれる方も多く、とてもうれしく思っています。

小規模であまり富山県外に出回ることがありません。

ぜひ富山県高岡市まで足を運んでいただいて、金屋(かなや)町の町並みや空気感と一緒にLatticeworkのビールを

味わっていただけたら嬉しいです!

 

●Latticework BREWINGの詳しい情報は、こちらをご覧ください。

●タップハウスの情報はこちら。

Latticework BREWING応援団のコメント

 

1年前に開店するまで知らなかった、「ラティスワーク」さんとの出会いは、私やお店にとって本当に大きな出来事でした。

共通の知人に紹介して頂き、フラッグシップモデルの「金屋エール」を飲んですぐに、

まずは自分自身がこのビールの虜になりました。

そして常連さんや、県外からのお客様にもお気に入り頂き、今は当店の看板商品となっています。

「ラティスワーク」の一番の素晴らしさは、「ビール本来の良さを追求し、飲み飽きないビールを作る」真っ直ぐな姿勢だと思います。

「香りがよく、喉越しのキレがあり、後味がスッキリしている、そしてもう一杯おかわりしたくなるビール」

「金屋エール」以外のシーズナブルビールにも、その特徴は貫かれています。

私は「無人島に持っていきたい一本」とお客様に勧めていますが

是非たくさんの方に、このビールを味わって頂きたいと、心から思っています。

JOJO (オーナー)

 

BEER★STAND JOJO

●〒930-0003 富山県富山市桜町2丁目2−7小杉ビル 2F

2023年4月にオープンしたスタンディングバー。富山駅から5分ほどのところにあります。

ビール以外のお酒もチラホラ。ちょっとだけ椅子もあります。

詳しくはこちらをご覧ください。

 

「金屋(かなや)エール」を美味しく飲むペアリング レシピ!

 

阿部一将(居酒屋料理研究家)

 

おからのグリーンカレー煮

 

この軽快なビールには、しっかりした味わいのつまみが合うように感じます。

おからをパンチのあるエスニックな味付けにアレンジして

ビールの引き立て役にするなんてどうでしょう。

 

おからとは、茹でた大豆から豆乳をしぼった絞りかすのことです。

お豆腐屋さんやスーパーで購入できます。絞りかすとはいえ、食物繊維、タンパク質、鉄分、ビタミンB1などの

栄養素が豊富で低脂質、健康食品として注目されています。

「卯の花」という料理の材料で和風の味付けをされることが多いのですが、エスニックな味付けにもよく合います。

 

●材料(1〜1.5人前)

おから 50g

グリーンカレーの素 100g

(レトルトカレーのものを使うと便利です)

パクチー 少々(無くてもOK)

サラダ油  少々(約大さじ1)

 

●作り方

1.  グリーンカレーの素をボウルに入れて

レモングラスや唐辛子など香辛料と固いものを取り除きます。

 

2. フライパンに油をしき熱してから、おからを煎ります。 

3. おからがほぐれてパラパラになって水分がなくなってきたら、ボウルのグリーンカレーを入れる。

 

4. 炒めながら、おからとグリーンカレーを合わせます。

5. 全体がしっとりするぐらい水分が抜けたら器に盛ってできあがり。

6. パクチーはお好みで上にのせてください。好きな人は大盛りで。

 

(注意)

最近の本格的なグリーンカレーは、普段は食べないハーブ類が入っているので、

それらをしっかり取り除きましょう 。

また、注意していただきたいのはスープの量です。50gのおからに75~100ccのスープが適量です。

煮汁が多めで、しっとりとしたおから煮ができあがります 。

おからを油で炒めることも大切な行程です。これにより、豆臭さがなくなり、香ばしい風味がつき、

水分が飛んで味がしみやすくなります。

グリーンカレーだけでなく、レッドカレーやトムヤムクン、マッサマンカレー、

インドカレーなど、いろいろなカレーでアレンジできます 。

 

解説

おから煮=(煮汁多めの煮物を作る+おからを油でしっかり炒める )という公式になります。

同時に二つの工程をやることになるのでレトルトや缶詰のグリーンカレーを使えば

作業が簡単になり便利です。

 

*アレルギーのある方は材料に注意してお造りください。また、材料は人数分用意してください。

 

Latticeworkが目指す未来を聞いてみました。

 

醸造規模の拡大は考えておりません。自分がクラフトビールに出会った時の新鮮で驚きのある

世界を、他の方にも垣間見てもらえるきっかけとなるように、これからも高品質なビール造りに励みます。

 

代表 大島紀明

   

Latticeworkのビールが飲みたい!

◆Latticework BREWINGのビールは5本セットで注文できます。(在庫切れの時もあります)

DMでお問合せください。

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情報は2024年12月現在のものです。
 

※ビールはお酒です。20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。

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