クラフトビール今回の1本はこれ!
合同会社高知カンパーニュブルワリー
「榧の森ヘイジー」
この香り、初体験です。 何か南国のフルーツのようにエキゾチックなのです。
優しい苦味はむしろ果実味を引き立てて、華やかな余韻を残します。 5%のアルコール度数は飲み応えもありますし、飲みやすさも感じます。
榧(かや)の実を使っているからこそ、どちらにも感じられる絶妙な設計なのだと思います。
ゴクゴク飲みたいときもじっくり味わいたいときもそばにいてほしい1本ではないでしょうか?
醸造責任者の瀬戸口さんによると、この「かやの森ヘイジーエール」は醸造所がある場所のすぐ近くにある
榧の森で収穫された実の果肉を使用しているそうです。
榧は古来より神社・仏閣、今では囲碁や将棋の碁盤に使われる針葉樹で最高級の木材ですが、
成木までに300年の月日を要する木でもあります。自分が生きている間にはまったくお金にならないけど、
ただこの木を好きになったから植える。そのシンプルな生産者さんの判断軸は逆にとても人間的であり、どうしても打算的、
損得勘定で物事を判断してしまう浅ましい自分のような人間にはグサッと刺さるものがありました。
と同時に今を生きる大多数の現代人に対して問いかけるものがあるのでは? と感じています。
この300年の榧の森づくりを支えるのが実だと考え、TOSACOが食用では初めて果肉を使い、ビールにしました。
木香、グレープフルーツのような柑橘香、レモングラスのようなハーバルな香りが広がり、
唯一無二のビールだと自負しております。と教えてくれました。
※榧の森や生産者さんの詳しいことはこちらをご覧ください。
TOSACOビールって?
TOSACOビールのテーマは「わかちあい」です。
高知のような農業県ではこのとても恵まれた気候に即した、たくさんの素材や、
それをつくる個性豊かな生産者さんたちがいるわけですが、
とても恵まれた環境でビールを造らせていただいていると思っています。
「こんな面白い素材見つけたよ!」とか、
「会いに行ったらすっごい濃ゆい人が作ってたよ!」とか、
「ようやくこの素材の旬の季節がきました!」とかを、
「ビールにしてみました!」という切り口でお客さんにシェアするのがTOSACOビールです。
わかちあい
また、一緒に味わう人同士の会話がTOSACOのわかちあいを通じて深まるきっかけになればとも思っています。
素材の特徴を活かしたビールですので、お客さんは意識的、無意識的にその味を探しにいきます。
その味わいのシェアを起点にして会話が広がれば良いなと思っています。
(写真 右は榧の実です。)
香美市は、高知市街地も比較的近く、空港やICも15分圏内。特急が停まる最初の駅もあり、
交通アクセスが良い立地ながら自然も豊かで、県内移住の最有力地でもあります。
それゆえに色々な個性的な生産者さんも増えてきており、とても活気が出てきております。
それに加えて棚からぼた餅のように2025年4月からはNHK朝ドラで「あんぱん」が放映され、
やなせたかし先生の生誕地でもある香美市は注目もされています。
これを機に香美市や物部川地域が全国的にも知られる場所になるように、できることを全力で行なっていきたいと思っています。
●TOSACOビールの詳しい情報は、こちらをご覧ください。
TOSACOビール応援団のコメント
株式会社アリサワ 有澤綾
地元の行事にも積極的に参加して誰とでも仲良くなれる瀬戸口さんは、地域の方と一緒にモノ造りができる方です。
そのため地元の食材が自然に集まりTOSACOビールにはさまざまなビールが生まれています。
元々ビールが好きでしたが、身近に素敵なブルワリーができたことで益々美味しく感じるようになりました。
地域に愛され一緒に成長しているTOSACOビールにこれからどんな新製品が登場するか楽しみです。
株式会社アリサワは高知県は土佐の酒蔵。『文佳人』は酒好きの女子には知られた大人気の銘柄です。
※株式会社アリサワの詳しい情報はこちらをご覧ください。
「かやの森ヘイジーエール」を美味しく飲むペアリング レシピ!
阿部一将(居酒屋料理研究家)
イカの燻製とレタスのエスニックサラダ
「かやの森へイジーエール」のトロピカルな香りに合わせて、エスニックなサラダをご紹介します。
レタスには体にこもった熱を排出する働きがあると言われています。暑い日にぴったりなサラダです。
●材料(1人前)
イカの燻製 30g
(コンビニなどで販売しているおつまみで、乾燥していないもの)
レタス 50g (2枚くらい)
にんじん 50g
ナッツ類 15g (カシューナッツ、ピーナッツ など)
フレッシュハーブ 15g (パクチー、大葉、ミント、三つ葉 など)
[ドレッシング]
ナンプラー 10g
スイートチリソース 10g
ごま油 5g
レモン汁 5g
水 10g
干しエビ 20g
●作り方
1. イカの燻製を2cmくらいに切り、ナッツ類も砕いておく。
2. ドレッシングの材料をすべて合わせ、干しエビと切ったイカの燻製を入れて混ぜる。(15分くらい馴染ませる)
3. にんじんは千切り、レタスは5ミリ幅くらいで切って冷水にさらす。
4. 水切りした、にんじんとレタスをドレッシングと和える。
5.器に盛ってカシューナッツを散らし、ハーブを千切ってのせる。
(注意)
野菜を水にさらす時は流水より、2・3回水を取り替えながら
さらした方が野菜の味が残って美味しくなります。
ドレッシングに乾物を入れるときは旨味が溶け出すように時間をかけましょう。
(カリカリやコリコリした食感を好む方は2/3だけ入れて、残りを後のせでもいいでしょう)
フレッシュハーブは手で千切るくらいがちょうど良いと思います。お好きな方は2〜3種類、
レシピの分量にこだわらず、どっさり入れてみてください。
●解説
エスニックなサラダです。この料理を数式で表すと
(レタス+にんじん)×ドレッシング(調味料+イカ燻製+干しエビ)+(ナッツ+ハーブ)
さっと茹でた春雨やセロリ、茹でたエビ、ミニトマトなどを加えても美味しくできます。
ナンプラーやスイートチリソースは家庭では使い切れない調味料と言われていますが、あると便利な調味料です。
ナンプラーはスープやチャーハンに入れると旨味とコクが出ます。炒め物にもオススメです。
スイートチリソースは唐揚げ・春巻き・卵焼きのつけだれにすると抜群です。マヨネーズとも相性が良いので、
混ぜてソーセージ・目玉焼きにかけると美味しくなります。
*アレルギーのある方は材料に注意してお造りください。また、材料は人数分用意してください。
TOSACOビールが目指す未来を聞いてみました。
TOSACOはビールをメイン製品とする会社ですが、前述のように「わかちあうこと」だったり、
「ひとの本質的な豊かさとはなんだろう?」という問いかけを起点としたモノづくりや、
サービスを心掛ける会社でありたいと思っています。
そのなかで2024年の4月からはビールともリンクさせたTOSACOジェラートも店舗で販売しており
TOSACOのコンセプトをあらゆる要素で実現できるようにスタッフ一同、知恵を出しております。
これからもTOSACOらしい形でパワーアップしてまいりますので、応援の程よろしくお願いいたします。
醸造士 瀬戸口信弥
TOSACOビールが飲みたい!
TOSACOビールでは定番のエールやIPAの他にも季節限定の商品が楽しめます。
サイトでも通販ができますが、関東地方で飲める店、買える店をご紹介。