クラフトビール今回の1本はこれ!
平和酒造株式会社 平和クラフト
「SANSHO GOLDEN ALE」
山椒ゴールデンエール
和歌山県産のぶどう山椒をつかった「SANSHO GOLDEN ALE」
ホップ由来の柑橘系の香りがノドから鼻に抜けていきます。爽やかだなあ美味しいなあと香りを楽しんでいると、
この余韻が他のビールに比べてとても長いのに気付きます。きっとこれは山椒効果に違いありません。
美味しい時間が長いなんて、なんて幸せなことでしょうか。山椒も柑橘類だとあらためて思いました。
余韻の後にすっと切れていく喉越しも心地よく、苦味は優しめでとても飲みやすい印象です。
平和クラフトビールって?
清酒「紀土」、リキュール「鶴梅」を醸造する平和酒造で醸すビールです。
2016年6月より販売を開始し、今年で8周年を迎えます。
醸造家の発想や技術が生きるオリジナリティある製品作りを行いながらも、
ビールの良さである低アルコールでごくごく飲める品質設計に基づいて醸造しています。
フルーツ王国、和歌山県海南市に醸造所はあります。
高野山を源流とする貴志川の伏流水を仕込み水としていたり、一部の商品には副原料として和歌山の名産品である柚子や山椒といった
柑橘類や、梅・桃などの果物を使用して和歌山県海南市の豊かな自然の恵みを感じて頂けたらと考えているそうです。
平和クラフト応援団のコメント
千葉麻里絵 (西麻布のEUREKA!オーナー・日本酒のスペシャリスト)
和歌山県の日本酒「紀土」をつくる酒蔵が2016年に立ちあげたクラフトビールのブランド「平和クラフト」。
和歌山県の山椒、生姜、柚子などの柑橘類を使った季節感のあるビール、日本酒の醸造家ならではの
緻密な微生物管理や発酵技術を取り入れたつくりが特徴です。クラフトビールが世界に溢れる今、
日本酒の醸造家が表現する繊細な味わいと楽しさから、お酒を好きになるきっかけになるクラフトビールだと
思います。小瓶で楽しめるのも魅力の1つです。
※EUREKA!では平和クラフトの季節のビールをサーバーで提供しています。
「SANSHO GOLDEN ALE」を美味しく飲むペアリング レシピ!
阿部一将(居酒屋料理研究家)
生ハムとパクチーのなめろう
山椒の香りに合わせたパクチーを使った「なめろう」はいかがでしょう。 「なめろう」とはどんな料理かご存じですか。
表皮が青光りしてる魚(アジ、イワシなど)を 味噌と合わせ細かく切って混ぜたものです。
●材料(1人前)
パクチー(葉っぱと茎)10g
生ハム 10g
白味噌 2.5g
●作り方
全ての材料を一緒に細かく切り刻みながら混ぜ合わせます。白味噌が包丁にくっつきやすいので、良く混ざるように注意して
完成写真を参考に調理してください。
生ハムは大きいものでなく、切り落としの安価なもので構いません。
メーカーによって塩分濃度が違うので、白味噌を少しずつ入れて、塩味を調整すると失敗しづらいと思います
●解説
そもそもなめろうとは、青魚を薬味と白味噌で叩いた千葉県の郷土料理です。それをパクチーでアレンジしました。
この料理を数式で表すと(生の青魚+白味噌+薬味)×(細かく切り混ぜる)=なめろう
今回は、青魚を生ハムに変え、薬味をパクチーに変えます。
「生ハムとパクチーのなめろう」は(生ハム+白味噌+パクチー)×(細かく切り混ぜる)=生ハムとパクチーのなめろう
こんな風に数式の一部を代えるとアレンジ料理が簡単に出来上がります。
苦手な野菜の代表とも言われるパクチー。嫌いな人も多いですよね。茗荷や三つ葉、季節によっては芹にしても美味しくできますよ!
生ハムではなくサラミも美味しいですし、ホタテや甘エビ、イカも美味しくなります。
(細かく切り混ぜる)ではなく、切り方を変えてみても面白いです。
生ハムは大きめに切って、それと細かく刻んだ薬味と味噌をを混ぜてみてください。
また違った味わいです。白味噌ではなく、赤味噌、麦味噌、麹味噌など、いろいろな味わいで試してみてください。
*アレルギーのある方は材料に注意してお造りください。また、材料は人数分用意してください。
平和クラフトビールが目指す未来を聞いてみました。
さらなる品質の向上や安定に努めながら2022年にいただいたような世界的コンペティションでの受賞を続けていけるような
醸造所でありたいと考えます。また2023年から定期的な限定商品の開発販売を行っています。
定番商品以上に鋭角なビールの醸造にも挑戦していきたいです。ぜひ見守ってやって頂けたら幸いです。
との事で、ますます美味しいビールに出会えそうです。