■詳しい「渋谷のラジオ」の視聴方法はこちら。
■東京でなかなか買えない広島の食材やお酒はこちらで購入することが出来ます。
ひろしまブランドショップTAU
〒104-0061
東京都中央区銀座1-6-10 銀座上一ビルディング
電話 03-5579-9952(代表)
※漫画に出て来た日本酒は2階の「広島酒工房 翠」にてお求めください。
●教えて麻里絵さん
◎オススメのお酒
「雨後の月 純米吟醸 麹交換」(左)
醸造元/相原酒造株式会社(広島県)
「賀茂金秀 純米吟醸 麹交換」(右)
醸造元/金光酒造合資会社(広島県)
それぞれの蔵の麹を交換して醸しました。同じ酒米、酵母、仕込み。
違うのは水と杜氏! どんな味になったかといいますと、そこはご自身の舌でお確かめください。
雨後の月は酸味と辛味の融合。賀茂金秀は旨味とほのかな酸味の調和といった感じです。
麻里絵ポイント●日本酒造りの特徴である「麹」すなわち糖化をするにあたって重要な部分を他の蔵に任せる
という大胆でマニアックなコラボレーションです。お互いの蔵をリスペクトし合ってこそ
出来ることだと思います。酒質の高い蔵同士がどういう表現で仕上げるのか飲む前から興味津々。
酒質はもちろんですが、誰かと交わることで気付かされる発見が新鮮です。
雨後の月/まだ若いマスクメロンの様な少し甘めの果実感が口の中に広がります。ギリギリの苦味が
アクセントになり、メロンを搾ったようなジューシー感が身体にすーっと馴染みます。
普段の雨後の月の派手さはなく控えめなニュアンスは、賀茂金秀のたたずまいがどこか見え隠れする印象。
春の苦味のある山菜といただきたい一杯です。
賀茂金秀/特徴的なガス感は健在。口に含む時に来る柔らかなぽっちゃり感が、普段の賀茂金秀よりも
大人しくややドライで潔い辛口のお酒という印象。雨後の月は見かけが派手ですが麹を交換することで、
その緻密さが改めて分かりました。自分の色を前面に出しているようで、影でしっかり支えている相原さんの
人柄が見えたような気がしました。
◎オススメの飲食店
「ほじゃひ」
今年で5年目を迎える鉄板焼きで広島の日本酒を楽しむお店です。
22銘柄の中から季節のお酒を選んで、旬のお野菜と合わせるのが醍醐味です。
また都内ではここでしか飲めないお酒も多くあり人気です。入れ替えが激しいので
お酒のメニューはありません。お好み焼き屋さんだと思って来ると、いい意味で
期待を裏切る名店です。でも〆のお好み焼きは忘れずに。
左から 和風コンニャクと九条ネギ、旬野菜の彩りマリネ。どちらも量が多めです。
長芋のソテーやハーブカツレツなども人気です。どれも酒がすすんで困ります。
連日多くの方で店内は賑わっています。
ご来店の際はお電話で状況を確かめてからお越しください。
店主 疋田多賀志(ひきだ たかし)
●麻里絵さんのワンポイント
広島LOVEがいたるところに溢れたお店です。ここでしか飲めない広島の日本酒が
店主の愛ではぐくまれ、目の前で注がれることで一期一会の日本酒体験が生まれます。
私はお好み焼きが好きで色々なお店で食べてますが、ここで初めて食べたときは美味しさで
仰け反りました。じっくり時間をかけて火を入れて、野菜と生地をフワッと包み込む全体のバランスが
絶妙なのです。そばも美味しいのですが、うどん入りが私はオススメ。
麻里絵さんがオススメなのは本格お好み焼き 肉玉うどん。写真はイカ天とネギのトッピングです。
その他のメニューは、
旬の野菜を取り入れた鉄板焼をはじめとするおつまみが充実していていちいちニクい。
広島の地酒とおつまみでちびちび…あっという間に時間が過ぎていきます。
そして最後は「あぁ広島の日本酒はお好み焼きに合うんだな」としっかり地酒の意味が理解できる
素敵なお店なのです。都内にある貴重な広島を伝えられる空間ここにあり。
●ほじゃひ
〒141-0022 東京都品川区東五反田1-12-9 イルヴィアーレ五反田ビル8F
電話:03-3445-8223
営業時間 月~土 17:30~23:30、日祝 14:00~20:00
不定休 ※ご来店の際はお電話で確認していただけるとスムーズに入店できます。
単行本「日本酒に恋して」好評発売中! よろしくお願いします。