作・千葉麻里絵  絵・目白花子
第020話 │ 2018.4.28 (土)

お酒がない

さて次回は5月中旬更新です。

とあるお客さんと言い争いに。実は・・実は・・・・。「全国新酒鑑評会」お楽しみに!

  

 

●教えて麻里絵さん

 
 

「開春 寛文の雫 木桶熟成」

醸造元/若林酒造有限会社(島根県)

 

江戸時代の文献を参考にして当時の日本酒を

忠実に再現したお酒になります。とても甘く感じますが

当時はこれを水で薄めて飲んでいたとか。

お侍や相撲取りがガブガブ飲んでたお酒かと思うと

感慨深く、今のお酒と味を比べると興味深くもあります。

詳しくはこちら。

  

●麻里絵さんのワンポイント

 

お世話になっている大阪の地酒専門店「山中酒の店」の店長・井上さんに

「ちょっと変わったタイプのお酒が欲しいんですけど」と相談した時に、

オススメいただいたのがこの〝寛文の雫〟というお酒でした。

 

お店に届いてグラスに注いだ瞬間、びっくり! 蜜のようなトロッとした質感と

茶色い見た目のインパクト、漂ってくる「みたらし団子」のお醤油を焦がしたような

香りに圧倒されました。口に含むと黒糖のような甘みがダイレクトに広がります。

散らばる杉の香りは印象的で、そして味わいは野性的!

最初の感想は「どうやってお客様に出そう?」でした。

 

私には勝手なポリシーがあります。熟成酒、古酒、決して一般的に

飲みやすいとは言えないお酒を変態酒として一言で終わらせるのではなく、

一度咀嚼してカジュアルで身近な飲み方まで落とし込みたい…。

ひとつのものとして捉えると難しいのですが、何かと合わせた時の組合せで

補い合う、はたまたそれを上回る別の味わいに昇華出来るお酒があります。

その事をこのお酒との出会いで、より強く意識するようになりました。

 

〝寛文の雫〟は「調味料」として捉えようと考えた瞬間に迷いがなくなりました。

そして今では、お店になくてはならないお酒です。

オススメの飲み方は、このお酒にブラックペッパーやナツメグなどを

お好みでプラスしてお魚などと口内調味するスタイルです。

試していただければ楽しい発見があって、新しい世界が広がります。

 
 

●山中酒の店

〒556-0015 大阪府大阪市浪速区敷津西1-10-19

電話:06-6631-3959

営業時間:月〜金10:00〜19:00 、土・祝10:00〜18:00

日曜日定休

詳しくはこちら。

毎月2話更新

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